地点62(北西40km相馬郡飯舘村草野大師堂)の観測と予想について
この地点で予想される事故後始めの1年間(0日〜365日の間)の被曝量は
39.2mSVである。
図1
図2
図3
*1・・・放出された放射性物質は (ヨウ素131)、 (セシウム134)、 (セシウム137)の3種類のみを考えています。また外部被曝には放出すれば非常にやっかいな (ストロンチウム90、半減期28.8年)等は考慮されていません。またこれからこの3つの物質は雨などによって汚染地から多少拡散することも予想されますが、ここではこの放射性物質はすべて今の場所に定着するとしています。ですから、1年くらい経ち雨などによる拡散と希釈がどの程度になるか、継続して観測値を見守る必要があります。逆に汚染地域からの放射性物質の流れ込みなど、汚染が広がる恐れもあります。
*5・・・式で考えているそれぞれの放射性物質のベクレルと崩壊エネルギーは以下のとおりです。
I-131 | Cs-134 | Cs-137 | |
放出ベクレル比・・・a | 30(南方向は60) | 0.863 | 1 |
崩壊エネルギー(γ崩壊のみ)・・・Ea | 0.365 | 1.514 | 0.563 |
半減期 | 8日 | 2.1年 | 30年 |